横浜花博(GREEN×EXPO 2027)の会場として注目を集めている上瀬谷通信施設跡地。実はここ、花博が終わった後に東京ディズニーランドとほぼ同じ規模の大型テーマパークが建設される計画が進んでいるんです。
その名も「KAMISEYA PARK(カミセヤパーク)」(仮称)。三菱地所を中心とした企業連合が開発を手がけ、2031年頃のオープンを目指しています。
まだ具体的なアトラクション名などは公表されていませんが、「アニメやゲームなどの日本コンテンツ×最新テクノロジー」という壮大なコンセプトが見えてきています。
この記事を読めば、KAMISEYA PARKの全体像がつかめて、今後のニュースをチェックするのが楽しみになりますよ。
KAMISEYA PARKの規模・コンセプト
テーマパークのエリア構成
アクセス計画(新交通システム・新IC)
開発を進める企業と今後のスケジュール
横浜花博との関係
KAMISEYA PARK(カミセヤパーク)は横浜花博の跡地にできる次世代テーマパーク
KAMISEYA PARKは、2027年に開催される横浜花博(GREEN×EXPO 2027)の会場と同じ、横浜市の旧上瀬谷通信施設跡地に建設が予定されている大型テーマパークです。花博が2027年9月に閉幕した後、同じ土地で開発が本格的にスタートします。

花博の「その先」にこんな計画があるんです♪
東京ディズニーランドとほぼ同じ広さの大型施設
テーマパークゾーンの面積は約51ヘクタール。これは東京ディズニーランド(約51ha)とほぼ同じ規模です。テーマパーク以外のエリアも含めると、開発エリア全体で約70ヘクタールにもなります。
参考までに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が約54haなので、国内のメジャーなテーマパークと比較しても見劣りしない規模感です。
開業は2031年頃の予定
花博の閉幕後、2028年頃に着工して2031年頃の開業を目指す計画です。事業期間は50年という長期プロジェクトで、段階的に施設を拡充していく構想が描かれています。


KAMISEYA PARKの計画内容 ― アニメ・ゲーム×最新テクノロジーの融合
三菱地所の提案資料では「ワールドクラスの次世代型テーマパーク」と表現されています。単なる遊園地ではなく、日本が世界に誇るコンテンツとテクノロジーを掛け合わせた施設を目指しているのが大きな特徴です。
ジャパンコンテンツ×ジャパンテクノロジーがコンセプト
KAMISEYA PARKのコンセプトは「ジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用した次世代型テーマパーク」。
具体的には、アニメやゲームといった日本のIP(知的財産)を活用しつつ、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの最先端技術でリアルとバーチャルを融合させた体験を提供する予定です。
さらに、来場前後もバーチャルイベントに参加できる構想も描かれていて、パーク内だけで完結しない新しいエンターテイメント体験が期待されています。
3つのエリアで構成される予定
テーマパークゾーンは、大きく3つのエリアで構成される見込みです。
- 最先端エンターテイメントエリア:最新技術を使ったアトラクションが集まるエリア
- 子供から大人まで楽しめるエリア:幅広い年齢層が楽しめるエリア
- スリルあふれるエリア:アクティブな体験ができるエリア
ただし、具体的なアトラクション名や導入予定のコンテンツタイトルは2026年4月時点ではまだ公表されていません。複数の出版社やゲーム会社との協力が想定されているとのことなので、続報に期待です。



どんなアニメやゲームが来るのか、想像するだけでワクワクしますね


年間来場者数は1,200万人〜1,500万人を目標
開業初年度の来場者数は約1,200万人、将来的には1,500万人超を目標としています。
ちなみに、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた年間来場者数は約2,750万人(2024年度)。KAMISEYA PARKの目標数値はかなり強気ですが、それだけ本気で「日本を代表するテーマパーク」を作ろうとしていることがうかがえます。
投資規模は「数千億円」と報じられています。


KAMISEYA PARKの敷地はテーマパーク以外にも4つのゾーンがある
KAMISEYA PARKの開発エリア(約70ha)は、テーマパークだけでなく複数のゾーンに分かれています。テーマパークを支える周辺施設や交通拠点も一体で整備される計画です。
テーマパークゾーン(約51ha)が中心
開発エリアの大部分を占めるのがテーマパークゾーン。アトラクションや商業施設、飲食エリアなどが集約されます。駐車場は約4,500台分、駐輪場は約450台分が計画されています。
駅前ゾーン(約7ha)は商業施設・バスターミナル
新駅の周辺に位置するゾーンで、テーマパーク来場者だけでなく地域住民も利用できる商業施設やバスターミナルが整備される予定です。
公園隣接ゾーン(約6.5ha)と環4西ゾーン(約5.7ha)
公園隣接ゾーンはテーマパークと公園をつなぐエリア、環4西ゾーンはシャトルバスの受け入れや広域アクセスの拠点として機能する計画です。
物流地区には次世代物流施設も建設予定
テーマパークとは別の区画に、三菱地所・東急不動産・シーアールイーが協力して大型の物流施設も建設されます。延床面積は約70万平方メートル、自動運転トラックに対応した次世代型施設で、2030〜2031年頃の完成を目指しています。


アクセスはどうなる?新交通システムと東名高速の新IC
テーマパークができても行き方がわからないと困りますよね。KAMISEYA PARKへのアクセスは現在、新しい交通インフラの整備が進められています。



上瀬谷は今のところ鉄道駅から少し離れているのが気になるところ…
上瀬谷ラインは廃止 → 連節バスの自動運転専用道に変更
当初は「上瀬谷ライン」と呼ばれる新交通システム(AGT)が計画されていましたが、採算性の問題から2024年4月に廃止が発表されました。
代わりに導入されるのが、シールドトンネルによる専用道を走る連節バスです。
- 相鉄線の瀬谷駅から上瀬谷まで専用道で接続
- 定員約120人の連節バスを最大3台で隊列走行
- 1時間あたりの片道輸送力は約9,000人
- 将来的に自動運転技術の導入を目指す
- 2030年代前半の供用開始を予定
- 事業費は約466億円
瀬谷駅の北側に地下バスターミナルを設け、そこからシールドトンネルの専用道を通って地上の上瀬谷ターミナルに向かうルートが計画されています。
将来的には、JR十日市場駅方面(北側)や市営地下鉄ブルーライン立場駅・相鉄いずみ中央駅方面(南側)への延伸も視野に入っているとのことです。
東名高速に新しいインターチェンジを設置予定
車で来る方のために、東名高速道路に新しいインターチェンジ(IC)が設置される計画もあります。場所は横浜町田ICの南側(静岡方面)約1.5kmの位置です。
環境への配慮から、高速本線と一般道出入口の間は地下化される方向で検討が進んでいます。


KAMISEYA PARKを進めている企業は三菱地所を中心とした5社連合
どんな企業がこの大型プロジェクトを手がけているのか。開発体制を見ると、このプロジェクトの本気度がよくわかります。
三菱地所が事業予定者として2023年9月に決定
横浜市が2023年2月に行った事業者公募に対し、三菱地所が応札。2023年9月14日に事業予定者として正式に決定しました。
三菱地所は丸の内のオフィスビル群や「横浜ランドマークタワー」など、大規模な都市開発を数多く手がけてきた企業です。
2024年3月に5社の企業連合を設立
2024年3月には、三菱地所を中心に以下の5社で企業連合が設立されました。
| 企業名 | 主な強み |
|---|---|
| 三菱地所 | 大規模都市開発の実績 |
| 相鉄ホールディングス | 最寄り路線(相鉄線)の運営 |
| 東急 | 沿線開発・エンターテイメント事業 |
| 東急不動産 | 商業施設・物流施設の開発 |
| 三菱倉庫 | 物流インフラの知見 |
鉄道事業者である相鉄と東急が参画しているのが注目ポイント。アクセス面の整備にも直結する顔ぶれです。横浜市とはすでに基本協定を締結しています。



鉄道会社が入っているのは心強い♪
横浜花博(GREEN×EXPO 2027)との関係 ― 花博のバトンを受け取る計画
expo-navi.comの読者にとっていちばん気になるのが、横浜花博とKAMISEYA PARKの関係ではないでしょうか。
同じ上瀬谷の土地で花博→テーマパークへバトンタッチ
上瀬谷通信施設跡地は全体で約242ヘクタール。このうち約100ヘクタール(会場部分は約80ha)を使って、2027年3月19日〜9月26日にGREEN×EXPO 2027(横浜花博)がまず開催されます。
花博が閉幕した後、同じエリアの「観光・賑わいゾーン」(約125ha)でKAMISEYA PARKの開発が本格化するという流れです。言い換えれば、花博とテーマパークが同じ土地で順番にバトンをつなぐ構造になっています。
花博のレガシーを「グリーンシティ」として継承
KAMISEYA PARKの開発では、花博のテーマ「幸せを創る明日の風景」のレガシー(遺産)を引き継ぐことも重視されています。
GX(グリーントランスフォーメーション:環境に配慮した社会変革)やDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術による変革)を実装し、自然と調和する「グリーンシティ」のモデルケースを目指す方針です。
テーマパークでありながら、環境との共生も追求するという点は、花博の精神をしっかり受け継いでいると言えそうです。
KAMISEYA PARKのこれまでの経緯と今後のスケジュール
ここまでの流れと今後の予定を時系列で整理しました。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2015年 | 上瀬谷通信施設が米軍から日本に返還 |
| 2023年2月 | 横浜市がテーマパーク事業者の公募を開始 |
| 2023年9月 | 三菱地所を事業予定者に決定 |
| 2024年3月 | 三菱地所ら5社で企業連合を設立、横浜市と基本協定締結 |
| 2024年4月 | 上瀬谷ライン(AGT)の廃止を発表、連節バスに方針転換 |
| 2027年3〜9月 | GREEN×EXPO 2027(横浜花博)開催 |
| 2028年頃 | KAMISEYA PARK 基本計画協定締結・着工予定 |
| 2030年代前半 | 連節バス交通システムの供用開始目標 |
| 2031年頃 | KAMISEYA PARK 開業予定 |



まずは2027年の横浜花博を楽しんで、その先のKAMISEYA PARKにも期待ですね
KAMISEYA PARKについてよくある質問(FAQ)
- KAMISEYA PARKはいつオープンしますか?
-
2031年頃の開業を目標に計画が進行中です。2028年頃に着工し、段階的に整備される予定です。
- どんなアトラクションがありますか?
-
アニメやゲームなど日本のIPを活用した次世代型アトラクションが予定されていますが、具体的な施設名やコンテンツタイトルはまだ公表されていません(2026年4月時点)。
- 入場料はいくらですか?
-
チケット料金はまだ発表されていません。続報を待ちましょう。
- 最寄り駅はどこですか?
-
相鉄線の瀬谷駅が最寄りです。瀬谷駅から専用道を通る連節バスで接続される計画が進んでいます(2030年代前半の供用開始予定)。
- 横浜花博とKAMISEYA PARKは同じものですか?
-
いいえ、別の事業です。同じ上瀬谷の土地で、花博(2027年3〜9月)の閉幕後にテーマパークの開発が始まります。
まとめ ― 横浜花博の先にある「もうひとつの楽しみ」
KAMISEYA PARKは、横浜花博(GREEN×EXPO 2027)の会場跡地に2031年頃のオープンを目指す次世代型テーマパークです。
- 敷地面積は東京ディズニーランドとほぼ同規模の約51ha
- アニメ・ゲーム×VR/ARの「ジャパンコンテンツ×ジャパンテクノロジー」がコンセプト
- 三菱地所を中心に相鉄・東急など5社の企業連合が開発
- 年間来場者数1,200万〜1,500万人を目標
- 連節バスによる新交通システムや東名高速の新ICも整備予定
まだ具体的な内容が見えてくるのはこれからですが、横浜花博を楽しんだ後に「あの場所がこうなるんだ」と想像するのも、また一つの楽しみ方かもしれません。
新しい情報が発表され次第、この記事も更新していきます。



続報が出たらまたお届けしますね♪
出典・参考資料
- 横浜市公式:テーマパーク事業予定者の決定について(PDF)
- 横浜市公式:新たな交通整備事業
- タビリス:横浜「上瀬谷パーク」わかっていること全詳細
- 鉄道チャンネル:横浜・上瀬谷の国内最大級テーマパーク構想
- Impress Watch:27年万博会場「上瀬谷」の現在と未来
- カナロコ(神奈川新聞):相鉄や東急も参画へ
※この記事の情報は2026年4月時点のものです。最新情報はGREEN×EXPO 2027公式サイトをご確認ください。





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